春の訪れとともに、日本各地で色とりどりのお雛様が飾られます。
その中でも、千葉県香取市佐原地域の「さわら雛舟春祭り」は、特別な魅力があります。
この祭りは、小野川沿いに浮かべた雛舟に乗せたお雛様やお内裏様を見ることができる、日本で唯一の祭りです。
小野川の水面に映るお雛様の姿は、まるで絵本の中の世界のように幻想的です。
この祭りに興味がある方は多いと思いますが、いつからいつまで開催されるのか、どこで見ることができるのか、などの情報が気になりますよね。
そこで、この記事では、さわら雛舟春祭り2024の全ガイドをお届けします。
期間や時間はもちろん、アクセス方法や見どころなども詳しくご紹介します。
さわら雛舟春祭りとは?歴史と特徴を知ろう
さわら雛舟春祭りは、千葉県香取市の佐原地区で開催される、日本で唯一の水上雛まつり♪
江戸時代から続く水郷のまちならではの伝統行事で、小野川に浮かべた雛舟に乗せたお雛様やお内裏様を見守る風景は、まるで絵画のように美しいです。
江戸時代から続く水郷のまちならではの雛まつり
さわら雛舟春祭りの起源は、江戸時代にさかのぼります。
当時、佐原は利根川水運を活かして繁栄した商家町で、北総の小江戸と呼ばれていました。
佐原の商人たちは、雛祭りの際には、自慢の雛人形を店先に飾って、客や通行人に見せびらかしていました。
しかし、明治時代になると、利根川の水運が衰退し、佐原の商売も下火になりました。
そこで、佐原の人々は、雛人形を店先に飾るだけでなく、小野川に浮かべた舟に乗せて、水上パレードを始めました。
これが、さわら雛舟春祭りの始まりです。
さわら雛舟春祭りは、佐原の商人たちの気概と工夫が生んだ、水郷のまちならではの雛まつりです。
お雛様やお内裏様が華やかな衣装で小野川を水上パレード
さわら雛舟春祭りの見どころは、やはり、お雛様やお内裏様が乗る雛舟です。
雛舟は、5艘の舟を5段飾りに見立てて、お雛様やお内裏様、三人官女、五人囃子、左右大臣などが乗ります。
お雛様やお内裏様は、本物の十二単や狩衣などの華やかな衣装に身を包み、表情や髪型もそれぞれ異なります。
雛舟は、香取神宮の雅楽の生演奏に合わせて、小野川を優雅に進みます。
小野川の水面に映るお雛様の姿は、まるで絵本の中の世界のように幻想的です。
雛舟の運航は、毎年3月の第2日曜日に行われます。
午前11時からと午後2時からの2回、約1時間ずつ見ることができます。
雅楽の生演奏や佐原の町並みも見どころ
さわら雛舟春祭りは、雛舟だけでなく、雅楽の生演奏や佐原の町並みも見どころです。
雅楽は、日本最古の伝統音楽で、香取神宮の神楽殿で演奏されます。
雅楽の美しい音色は、雛舟の雰囲気にぴったりです。
佐原の町並みは、江戸時代の面影を残す重要伝統的建造物群保存地区で、小野川沿いには、伊能忠敬記念館や佐原町並み交流館などの歴史的な建物が立ち並びます。
さらに、佐原の商店や民家では、さわら雛めぐりというイベントが行われ、江戸・明治期の古びなや御所を模した建物に人形が収まる御殿飾りなど各家に伝わる大切な雛人形が展示されます。
さわら雛舟春祭りは、佐原の歴史や文化を感じることができる春の行事です。
さわら雛舟春祭り2024の開催期間と時間は?
さわら雛舟春祭りは、千葉県香取市の佐原地区で開催される、日本で唯一の水上雛まつりです。
小野川に浮かべた雛舟に乗せたお雛様やお内裏様を見ることができるほか、佐原の商店や民家では、さわら雛めぐりというイベントも行われます。
この記事では、さわら雛舟春祭り2024の開催期間と時間についてご紹介します。
さわら雛舟春祭りの日程と運航時間
さわら雛舟春祭りの日程は、2024年3月2日(土)です。
この日は、午前11時からと午後2時からの2回、約1時間ずつ、小野川に浮かべた雛舟が水上パレードを行います。
雛舟には、公募したお雛様やお内裏様が乗ります。
香取神宮の雅楽の生演奏に合わせて、優雅に進む雛舟の姿は見逃せません。
雛舟の運航は、小野川の横利根大橋から横利根閘門までの約1キロメートルの区間で行われます。
見物する場所は、小野川沿いの歩道や橋の上などです。
混雑が予想されるので、早めに場所取りをすることをおすすめします。
さわら雛めぐりの期間と参加店舗
さわら雛舟春祭りと同時に開催されるさわら雛めぐりは、佐原の商店や民家が自慢の雛人形を展示するイベントです。
さわら雛めぐりの期間は、2024年2月4日(日)から3月24日(日)までです。
参加店舗は、約100軒あります。
さわら雛めぐりでは、江戸・明治期の古びなや御所を模した建物に人形が収まる御殿飾りや、佐原の商人たちが集めた豪華な雛人形など、各家に伝わる大切な雛人形が見られます。
さわら雛めぐりの見物は、無料ですが、一部の店舗では、入場料が必要な場合があります。
また、見物の際には、靴を脱いだり、マナーを守ったりすることが求められます。
雨天中止やコロナ対策について
さわら雛舟春祭りは、雨天の場合は中止になる可能性があります。
中止の場合は、当日の朝に公式サイトやSNSで発表されます。
中止になった場合でも、さわら雛めぐりは通常通り開催されます。
また、コロナ対策として、さわら雛舟春祭りやさわら雛めぐりの参加者や見物者には、マスクの着用や手指の消毒、ソーシャルディスタンスの確保などの協力が求められます。
さらに、さわら雛舟春祭りの運航時間やさわら雛めぐりの参加店舗などは、コロナの状況によって変更になる場合があります。
最新の情報は、公式サイトやSNSで確認してください。【https://sawaraokami.com/】
さわら雛舟春祭り2024の見るポイントと写真撮影のコツ
佐原の小野川で開催される「さわら雛舟春祭り」は、江戸時代から続く伝統的なお祭りです。
5艘の舟に飾られたお雛様やお内裏様が、香取神宮の雅楽の生演奏に合わせて川を優雅に進みます。
本物の十二単をまとったお雛様やかわいらしい稚児さんたち、三人官女などが華やかな春の訪れを感じさせてくれます。
この記事では、さわら雛舟春祭り2024の見るポイントと写真撮影のコツをご紹介します。
お雛様やお内裏様の衣装や表情に注目♪
さわら雛舟春祭りの見どころのひとつは、お雛様やお内裏様の衣装や表情です。
お雛様は本物の十二単をまとっており、色鮮やかで豪華な姿を見せています。
お内裏様は白い袴に黒い羽織を着ており、威厳ある様子です。
お雛様やお内裏様は公募で選ばれた一般の方が演じており、それぞれの個性や表情が楽しめます。
写真撮影のコツは、お雛様やお内裏様の顔がはっきりと見えるように、ズームやアングルに気をつけることです。
また、舟の動きに合わせてシャッターチャンスを逃さないように、連写機能を活用すると良いでしょう。
撮影のコツは、水面に映るお雛様やお内裏様の姿を上手に入れることです。
水面の反射を利用して、お雛様やお内裏様の姿を二重に見せるというテクニックもあります。
ただし、水面の反射が強すぎると、写真が白飛びしてしまうので、露出やホワイトバランスに注意する必要があります。
さわら雛舟春祭りのもうひとつの見どころは、小野川の水面に映るお雛様の姿です。
小野川は水がきれいで、お雛様やお内裏様の姿が鮮明に映ります。
特に、午後になると太陽の光が川に反射して、美しい光景を作り出します
さわら雛舟春祭りの魅力は、お雛様やお内裏様の姿だけではありません。
雅楽の音色や佐原の町並みとの調和も楽しむべきです。
雅楽は日本の伝統音楽で、神事や儀式に用いられます。
さわら雛舟春祭りでは、香取神宮の雅楽師が舟に乗って演奏します。
雅楽の優雅で荘厳な音色が、お雛様やお内裏様の行列にぴったりです。
佐原の町並みは、江戸時代から続く古い建物が多く残っており、情緒豊かな雰囲気を醸し出しています。
お雛様やお内裏様の姿が、佐原の町並みと調和して、まるで時代劇の一場面のように見えます。
写真撮影のコツは、雅楽の楽器や佐原の町並みを背景に入れることです。
さわら雛舟春祭り2024のアクセス方法と駐車場情報
佐原の小野川で開催される「さわら雛舟春祭り」は、江戸時代から続く伝統的なお祭りです。
お雛様やお内裏様が飾られた舟が、雅楽の生演奏に合わせて川を優雅に進みます。
さわら雛舟春祭り2024のアクセス方法と駐車場情報をご紹介します。
* 電車やバスでのアクセス方法
■ 会場 ・ ・ ・JR佐原駅から徒歩5分から10分の小野川沿いです。
■ 東京駅から高速バスで約85分
■ 千葉駅から総武本線で約90分
■ 成田空港から成田線で約60分
■ 高速バスは、東京駅八重洲口から佐原駅までの片道運賃は2,000円です。
* 車でのアクセス方法と駐車場
■ 東関東自動車道の佐原香取ICから車で約10分です。
■ 駐車場は、佐原駅周辺や小野川沿いに数カ所あります。
【会場名】
香取市佐原地域 小野川沿い
* 佐原駅周辺の施設やサービス
佐原駅周辺には、さわら雛舟春祭りの参加者に便利な施設やサービスがあります。
佐原駅前には、観光案内所や観光交流センターがあり、お祭りの詳細や周辺の観光情報を聞くことができます。
佐原駅から徒歩5分のところには、佐原町並み交流館があり、佐原の歴史や文化を紹介する展示や体験プログラムが楽しめます。
佐原駅から徒歩10分のところには、伊能忠敬記念館や伊能忠敬旧宅があり、日本の地図作りに貢献した伊能忠敬の生涯や業績を学ぶことができます。
. 周辺観光スポットとおすすめグルメ
佐原の小野川で開催される「さわら雛舟春祭り」は、江戸時代から続く伝統的なお祭りです。
お雛様やお内裏様が飾られた舟が、雅楽の生演奏に合わせて川を優雅に進みます。
この記事では、さわら雛舟春祭り2024の周辺観光スポットとおすすめグルメをご紹介します。
* 佐原の歴史や文化を感じる観光スポット
さわら雛舟春祭りの会場となる佐原は、江戸時代に水運の要衝として栄えた「小江戸」と呼ばれる町です。
佐原の歴史や文化を感じる観光スポットは、以下のとおりです。☟
- 伊能忠敬記念館:日本の地図作りに貢献した伊能忠敬の生涯や業績を紹介する博物館です。伊能忠敬の旧宅や墓所も併設されています。
- 佐原町並み交流館:佐原の歴史や文化を紹介する展示や体験プログラムが楽しめる施設です。佐原の町並みを再現したミニチュアや、佐原の伝統工芸品の販売もあります。
- 香取神宮:鹿島神宮と対をなす東国三社のひとつで、日本神話に登場する神々を祀る神社です。境内には国宝や重要文化財が多数あります。
* 佐原の名物やお土産を味わうグルメスポット
さわら雛舟春祭りの会場周辺には、佐原の名物やお土産を味わうグルメスポットがあります。
佐原の名物といえば、醤油や味噌を使った「佐原のあんこう鍋」や「佐原の醤油豚」、小麦粉と水飴を練り合わせた「佐原のようかん」や「佐原のひもかわ」などが有名です。
おすすめのグルメスポットは、以下のとおりです。☟
佐原のあんこう鍋:佐原のあんこう鍋は、あんこうの身や内臓を醤油や味噌で味付けした鍋料理です。あんこうのコラーゲンやビタミンが豊富で、美容や健康にも良いとされています。佐原のあんこう鍋を食べられるお店は、佐原駅周辺や小野川沿いに多くあります。
佐原のようかん:佐原のようかんは、小麦粉と水飴を練り合わせて蒸した和菓子です。ふわふわの食感と優しい甘さが特徴で、佐原のお土産として人気があります。佐原のようかんを販売しているお店は、佐原駅前や佐原町並み交流館などにあります。
* 佐原の雰囲気を満喫する宿泊施設
さわら雛舟春祭りに参加した後は、佐原の雰囲気を満喫する宿泊施設に泊まってみてはいかがでしょうか。
佐原には、小野川沿いの和風旅館や古民家を改装したホステルなど、さまざまな宿泊施設があります。
おすすめの宿泊施設は、以下のとおりです。☟
旅館一蘭荘:小野川沿いにある和風旅館です。佐原の町並みを眺めながら、季節の料理や温泉を楽しめます。
HOSTEL Co-EDO:古民家を改装したホステルです。佐原の歴史や文化を感じながら、気軽な旅を楽しめます
さわら雛舟春祭り2024:まとめ
2024年のさわら雛舟春祭りは、3月2日に千葉県香取市の佐原地区で開催されます。
この祭りでは、5艘の舟が5段飾りに見立てられ、公募されたお雛様を乗せて小野川を進みます。
舟には本物の十二単をまとったお雛様や稚児、三人官女が乗り、雅楽の生演奏が行われるなど、春の訪れを感じさせる華やかな演出が特徴です。
併せて行われる「さわら雛めぐり」は、江戸時代の商都の面影を残す佐原の町並みを背景に、2月4日から3月24日まで開催されます。
佐原まちぐるみ博物館に参加する店舗の半数以上で、江戸・明治期の雛人形や御所を模した御殿飾りなどが展示され、店先の桃色のまねき布が展示場所の目印となります。
さらに、伊能忠敬記念館や佐原町並み交流館など周辺施設でも雛人形が飾られ、春の雰囲気を演出します。
祭りの期間中、さまざまな関連イベントも開催され、観光客には多彩な楽しみ方が提供されます。
☟ 千葉県でお勧めスポットピックアップ
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