食料品の消費税0%(2年限定)は、家計にとっては「その場で効く」減税です。
大和総研の試算では、飲食料品の消費税がゼロになると平均で世帯あたり年8.8万円負担が軽くなるとされています。
ただし、いい話だけじゃないのがこのテーマの面白いところ。
2年限定でも、財源は各年5兆円規模が必要になり得る、という指摘もあり、
「誰がどれだけ得する?」
「制度変更の手間は?」
「景気にはどれくらい効く?」
で賛否が割れています。
この記事では、メリット(家計がどれだけ助かるか)とデメリット(財源・公平性・現場負担)を、数字と具体例でサクッと整理します。
読み終わるころには、「結局これ、アリ?ナシ?」が自分の中でスッと決まるはずです。
食料品消費税0%(2年限定)は「家計には効く」が、コストも大きい
移民123万人入れます
— 我楽多🇯🇵 (@kengakusha1) January 19, 2026
食品だけの消費減税2年間やります
レジの改修に1年かかります
こいつめちゃくちゃやん
1年後に食品消費税なくなるのぉ?
3年後に食品消費税をまた増税するのぉ?
なんなんw pic.twitter.com/Cgk2lKVZrj
食料品の消費税0%(2年限定)は家計の体感にはガツンと効きます。
実際、大和総研の試算では、飲食料品の消費税をゼロにすると平均で世帯あたり年8.8万円の負担軽減になるとされています。
毎週のスーパー代に直撃するやつなので、「減税って言われてもピンとこない…」人でも、これは分かりやすい。
ただし、いい話だけで終わらないのがこの制度のクセ。
同じ試算では、制度を回すための財源は年間で約5兆円規模が必要になり得るとも指摘されています。
さらに、レジ設定や値札、経理処理など、現場(小売・外食・メーカー側)の手間も増えるし、「食費が多い世帯ほど得しやすい」という公平性の論点もついて回ります。
なのでこの記事では、ここを軸にスパッと整理します👇
メリット:家計は本当に年8.8万円レベルで軽くなるのか?(誰がどれだけ得?)
デメリット:財源(年5兆円規模)・現場負担・公平性の3点セットはどう見る?
「結局これ、アリ?ナシ?」を、感情じゃなく数字と現実で決められるようにしていきます。そも
そも何が変わる?「食料品だけ0%」の対象と期間を整理

この話が実現した場合に変わるのは、いま8%でかかっている「飲食料品」の税率が、2年間だけ0%になるかも…という一点です(※まだ検討・公約段階の報道ベース)。
逆に言うと、それ以外(10%の世界)は基本そのままなので、「どこまでが食料品なの?」がいちばん混乱ポイントになります。
🔸まず前提:今の消費税は食料品8%/それ以外10%
いま日本の消費税は、原則10%。ただし軽減税率で、
①酒類を除く飲食料品(ただし外食は除く)が8%になっています。
なので「食料品0%」案って、ざっくり言うと この8%部分を0にするというイメージが近いです。
対象になりやすいもの(=0%候補)
国税庁の整理で、軽減税率の対象は「酒類を除く飲食料品」です。
つまり、ふつうにスーパーで買うものは基本ここに入ります
⚫︎米、パン、肉、魚、野菜、惣菜
⚫︎ジュース、お茶、水などの飲料(※酒じゃないもの)
⚫︎お菓子、アイス
⚫︎テイクアウト(持ち帰り)は軽減税率の対象になり得る、と国税庁資料でも示されています
対象外になりやすいもの(ここでズコー!が起きる)
ここ、知らないとコンビニで一回混乱します。
⚫︎外食は対象外(お店で食べるサービス込みは10%側)
⚫︎酒類は対象外(酒税法の酒類は飲食料品から除外)
⚫︎ケータリング等も対象外(国税庁が対象外として明記)
🔳ざっくりまとめるとこんな感じ👇
| ざっくり区分 | イメージ | 今の税率 |
|---|---|---|
| 食料品(酒以外)を買って帰る | スーパー・持ち帰り | 8% |
| 店で食べる(外食) | レストラン・フードコート | 10% |
| 酒 | ビール・日本酒など | 10% |
🔸「2年限定」ってどこから出てる?
この2年限定は、政権・与党側の動きとして、食料品の8%分を2年間やめる案が報道で出ています(まだ最終決定ではない、という前提)。
メリット|家計は本当に軽くなる?(誰がどれだけ得する)
食料品の消費税0%が本当に実現すれば、家計はちゃんと軽くなります。
大和総研の試算だと、飲食料品の消費税をゼロにした場合、平均で「世帯あたり年8.8万円」負担が軽くなるとされています。
ただし、ここにクセがあって――得する額は「あなたが毎月どれだけ対象の食料品を買ってるか」で変わるんですよね。
今の軽減税率(8%)は「酒類・外食を除く飲食料品」が対象なので、外食多めの人は、その分だけ効果が小さくなります。
🔸平均と体感のズレ:子どもがいる世帯ほど「効いた感」が出やすい
ざっくり言うと、食費が大きい世帯ほどメリットが大きい。
当たり前だけど、ここが一番大事。
参考になる数字として、総務省の家計調査(年報)ベースのまとめだと、月の「食料」支出は
単身:4.58万円
2人以上:8.80万円
という目安が出ています。
この差が、そのまま減税の効き方の差になりやすいです。
🔸節約額をざっくり出す(買い物例:月○円 → 年○円)
計算は難しく見せないでOK。目安はこれだけ👇
軽減税率8%の「税の部分」=(税込の食費)× 8 / 108
つまり、税込の食費の約7.4%が「消費税8%分」って感じです。
例)外食や酒をいったん置いといて、対象の食費がこのくらいだったら…
⚫︎月4.5万円(単身に近い)
→ 4.5万 × 8/108 ≒ 月3,300円
→ 年間 ≒ 約4.0万円
⚫︎月8.8万円(2人以上の平均に近い)
→ 8.8万 × 8/108 ≒ 月6,500円
→ 年間 ≒ 約7.8万円
⚫︎月10万円(食費しっかり家庭だと普通にあり得る)
→ 10万 × 8/108 ≒ 月7,400円
→ 年間 ≒ 約8.9万円(←「年8.8万円」試算と近い感覚)
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※注意:外食は軽減税率の対象外なので、外食比率が高いほどこの計算より目減りします。
デメリット|おいしい話だけじゃない3つの論点(財源・現場負担・公平性)
食料品の消費税0%(2年限定)は家計に効く一方で「代償がでかい」です。
特に大きいのがこの3つ👇
① 財源(税収減)|年間4.8兆円クラスが消える
まず避けて通れないのが、お金の話。
大和総研の試算では、飲食料品の消費税をゼロにすると、家計負担は軽くなる反面、年間4.8兆円規模の財政コストが必要になる、とされています。
しかも必需品は「安くなったから倍買う!」とはなりにくいので、個人消費の押し上げは0.5兆円程度(GDP押し上げ0.3兆円程度)と、効果は限定的という見方も同じ資料で出ています。
ざっくり言うと、出血は大きいのに、伸びはそこまでじゃない…という評価になりやすい。
② 店・システム側の負担|値札・レジ・経理がまた改修
消費税減税は様々なリスクがあり
— machine⿻ (@timeformachine_) January 19, 2026
チームみらいは慎重なスタンスです https://t.co/IFyzTemuxz pic.twitter.com/2kMskoR7OJ
次に、現場のリアル。
税率が変わると、店側は地味に大変です。
過去に軽減税率(複数税率)が始まったときも、国のパンフで「複数税率対応のレジ・券売機の導入やシステム改修が必要」と明記され、補助制度まで用意されていました。
今回ももし「0%(食料品)」「10%(それ以外)」「外食」「酒類」みたいな線引きを運用するなら、
⚫︎レジ設定
⚫︎値札表示
⚫︎仕入れ・請求書・会計処理
ここがもう一回ゴソッと動く可能性がある。
「家計を助ける政策」なのに、裏で現場に負担が寄ると、値付けや運用がややこしくなって、結局モヤっとしがちなんですよね。
③ 公平性|食費が多い人ほど得になりやすい
最後が、意外と熱く揉めるポイント。
消費税ゼロは「誰でも助かる」ように見えて、実際はたくさん食料品を買う世帯ほど減税額も大きい。
大和総研の別レポートでも、こうした消費減税は生活を下支えする必要性の低い家計にも相対的に多くの財政支出が回る、という問題提起がされています。
だから議論としては、「本当に困ってる層に厚くするなら、給付や税額控除のほうが筋がいいんじゃ?」って話に分岐しやすいです(ここが政治的に割れやすい)。
よくある疑問Q&A(検索で拾える所)
いま出ている「食料品の消費税0%(2年限定)」は、やるかもの段階。
だからこそ、検索で多い疑問は「いつから?どこまで?2年後どうなる?」に集中します。
ここ、サクッと整理します。
Q1. いつから実施?(もう決まったの?)
A. まだ決定ではないです。時期も現時点では確定していません。
2026年1月19日の首相会見で「飲食料品の消費税率を2年間ゼロ」という考えが示され、選挙公約に盛り込む方向が報じられています。
ただ、消費税率を動かすなら法制化(国会での手続き)と現場の準備が必要で、制度として「いつから開始」と言い切れる段階にはまだ到達していません(シンクタンク解説でも公約として検討の文脈)。
Q2. 外食はどうなる?(ラーメン屋・ファミレス・フードコート)
A. 原則、外食は対象外(=今のルールだと標準税率側)です。
軽減税率の基本ルールでは、「店内で飲食させる=食事の提供(外食)」は軽減税率の対象になりません。
国税庁のQ&Aでも、飲食設備のある場所で食べさせる役務提供は対象外、と整理されています。
つまり、食料品0%案が「軽減税率(飲食料品)をベースに動く」なら、外食は別枠のままになりやすい、という見方が自然です(ここが一番ガッカリされやすいところ)。
Q3. コンビニのイートインは?(買って店内で食べるやつ)
仕事の後、コンビニのイートインでコーヒーを飲んで一息ってことがしばしば。あるところでは税率10%、そしてここの某店は、いつもちゃんと「イートインで」と言ってるのに8%。
— クミちゃん♂ (@kuminii) November 20, 2020
イートイン脱税の問題にならないのかな?
今週も無事に終了。
コロナ禍の折、適切に怖がって健やかに過ごせますように! pic.twitter.com/wSR0mYpBXV
A. イートインで食べるなら外食扱いになりやすく、税率は上がりやすいです。
国税庁のQ&Aに、スーパーのイートインスペースの例がズバッと書かれていて、イートインで飲食させるのは「食事の提供」=軽減税率の対象外とされています。
なので現行ルールでは、
⚫︎持ち帰り(テイクアウト)→軽減税率側
⚫︎イートイン利用→外食扱い
という線引きが基本。コンビニで「店内で食べますか?」って聞かれるのは、このためです。
2年後どうなる?(また税率は戻るの?)
A. “2年限定”なら、基本は元に戻る前提。ただし延長・別制度に変わる可能性もあります。
今回の話は「2年間に限りゼロ」という時限措置として語られていて、シンクタンクの試算もその前提で出ています。
だからイメージとしては、
0%に下げる → 2年後に戻す(または延長するか議論)
になりやすい。
ここが現場(値札・レジ・会計)に二度手間を発生させるかも、という懸念につながります。
この制度が得な人/微妙な人を一言で整理
食料品の消費税0%(2年限定)は 「スーパー派は得」「外食派は体感薄め」 です。
大和総研の試算では、飲食料品の消費税をゼロにすると 平均で世帯あたり年8.8万円 家計負担が軽くなる一方、財政コストは 年4.8兆円規模 とされています。
得な人(体感が出やすい)
- 家で食べる派(自炊・スーパー・まとめ買い多め)
- 家族世帯で食費が大きい人(買う量が多いほど減税額も増えやすい)
- 「毎週の買い物がしんどい…」と感じている人(食料品は必需品なので“効いた感”が出やすい)
微妙な人(体感が出にくい)
⚫︎外食が多い人(外食は軽減税率の対象外=ルール上、対象外になりやすい)
⚫︎単身で食費が小さめの人(そもそもの対象支出が少ないと、減税額も小さくなる)
⚫︎「2年後に戻るなら、結局どうなるの?」と制度のブレが気になる人(現場の改修負担が議論になりやすい)
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これは賛成か反対かの前に、まず 自分の家計が「外食多め」か「スーパー多め」かで見え方が変わります。あなたの生活に当てはめて、得な部分と気になる部分を天秤にかける――それがいちばん現実的な見方です。
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